毎週火曜日更新
このコラムは、タケタリーノ山口が己の魂の叫びを2003年に書いていたものです
このところ、俺はずっと女子バレーを見ていた。
躍動感あふれるプレー、さわやかな汗、そしてなにより、熱い戦い。
スポーツ好きの俺にとって、女子バレーは心の底から「見たい」と思うものだった。
そして、その中で、俺は高橋選手に恋をしてしまった。
高橋選手のどんな所に恋をしてしまったかは、俺のプライベートことだからほっといてほしい。
とにかく、俺は高橋選手に惚れてしまったのだ。
そう、俺は高橋選手の魅力の前に屈してしまったのだ。
土下座だ。
精神的土下座状態だ。
そう、俺は高橋選手に土下座をした。
高橋選手には「世界が恐れる日本の元気印」
というキャッチフレーズが付けられていたが、本当に世界が恐れる元気印かどうかは知らないが、俺にとって、高橋選手から元気が無くなってしまうことが一番恐ろしく思えた。
俺は高橋選手の笑顔をいつまでも見ていたい。
そう、俺は高橋選手の笑顔の前に、動けなくなる程、目を奪われてしまったのだ。
動けない状態。
そう、張り付けだ。
精神的張り付け状態だ。
そう、俺は高橋選手に張り付けにされてしまった。
人を好きになると一途な俺は、高橋選手のありとあらゆることを知りたいと思った。
身長、体重、年齢などはもちろんのこと、顔のブツブツがいくつあるかまで数えた。
細かいことを言うと、インタビューに答える時、下唇の右側が少し下がることまで調べ上げた。
そう、探偵だ。
精神的探偵気取りだ。
俺は、高橋選手に、探偵という仕事のノウハウを教わった。
俺は、高橋選手に恋をし、土下座をし、張り付けにされ、探偵にまでなった。
でも、高橋選手は、バレーボール選手のままだ。
そう、俺は高橋選手にもて遊ばれている。
おもちゃだ。
精神的おもちゃ扱いだ。
俺は、高橋選手のおもちゃになりたい。
どんなおもちゃかは、俺のプライベートなことだからほっといてほしい。