毎週火曜日更新
このコラムは、タケタリーノ山口が己の魂の叫びを2003年に書いていたものです
俺は犬が嫌いだ。
もともとは嫌いではなく、苦手なだけだったが、苦手だと考えれば考える程、苦手意識を植え付けられ、嫌いになってしまった。
しかし、犬が好きな人って不思議だ。
言葉も通じず、何を考えているのかも分からず、好きになりようがないはずなのに。
やっぱ人は外見に騙される物なんだと思う。
でも、そんな事を、犬を飼ってる人に言うと、「何言ってるの、伝わるわよ」なんて言い始めるからやたら性質が悪い。
そう、俺は犬を飼っている人が嫌いだ。
特に女の飼い主。
犬に自己満足の愛情を注ぎ、以心伝心できていると考えるのは、俺の知った事じゃないから勝手にやってほしい。
でも、犬が嫌いな人間もいるって事に気付け!!
先日も、俺の足元に散歩中の犬がじゃれてきた。
これが困る。
どうしたらいいのか、動けねーよ!
逃げる?逃げたら噛まれるかも・・・。
蹴っ飛ばす?人としてできない・・・。
犬になる?誰がだよ!
なんて必死で考えているのに、肝心の飼い主は、「あら~○○ちゃん、お兄ちゃんにじゃれて~」なんて、ウチの犬ってかわいいでしょ?
ってノリでやってくる。
しかも、俺の事を当然犬をかわいいと思ってる仲間感覚で。
何こいつ、人の気もしらないで。
「犬、嫌いなんですけど」
と言いたいけど言えない俺の小ささ。でも怒らない器量の大きさ。どっちが俺の理想の男像か?
結局、愛想笑い。
これ、これがもっとも嫌だ。
なぜ、被害者の俺が愛想笑い。
それを、犬のおかげで町に笑顔が生まれたと思っていそうな飼い主の顔。
だいたい他人に勝手にじゃれついたら、まず飼い主がやる事は、相手に謝る事。そして、犬に怒る事だ。
決して、自分の犬をかわいい、お利口と思うな!
犬がお利口だったら何だって言うんだ。
”お手”ぐらい俺だってできるし、”おちんちん”なんて俺の十八番だ!バカヤロー。